「ブレイブストーリー」とは――敢てここで言うまでもないが――歴史学者・神学者として名をはせる「アラズラム・J・デュライ」による渾身の一作であり、「聖アジョラの謎」や「デュライ白書 400年目の真実」より続くイヴァリースの真実を解き明かす類い希な名書である。
「英雄王ディリータ・ハイラル台頭の裏には、真の英雄ラムザ・ベオルブの存在があった」というそれまでの常識を覆す彼の主張は、発表以来、実に多くの畏国研究者たちの間で激しい議論を巻き起こしてきた。
あれから9年――畏国研究者らの地道な研究によって、今日イヴァリースは、ただ歴史の一通過点だけはなく、より鮮明で生き生きとした姿を、少しずつ我々に見せつつある。
そんな折、宮部 みゆきが昨年執筆した小説「ブレイブ・ストーリー」が、この夏「ブレイブストーリー」として映画化されるという一報が報じられた。奇しくも同じ名を冠することになった二つの作品。果たして両者には何か関係があるのか? それとも、単なる偶然の一致なのだろうか? 真実の探求者として、これを確かめないわけにはいくまい。
さあ、我々と共に“真実”を探す旅へと出かけよう――
とまあ、やたらアレなテンションで始めてみましたが、要するに「ブレイブストーリーって気になるからみんなで観に行こうぜ! ついでに大阪でオフ会だ!」という主旨のオフ会です。はい。

:▲大阪市立美術館前にて(科学館の隣にあります)
:極(写真左端:地元の名物は炭酸せんべいの国の人);
:マサミレッタ(写真左から2人目:鹿と金魚とそうめんの国の人);
:クレ(写真中央:砂丘と梨の国の人);
:鼎心(写真右から2人目:ビーフと塩とそろばんの国の人);
:HOT(写真右端:たこ焼きとお好み焼きの国の人);
:行ったところ
:JR大阪駅
:大阪市立科学館
:映画館「アポロシネマ」
:お好み焼き屋「そうるめいと」
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:▲科学館へ向かう一行
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:▲イズ君も安心の巨大吹き抜け
時は2006年8月6日、ここに集まりますはFFTラヴな猛者たち。大阪の中のイヴァリースを探すべく、JR大阪駅へ大集合!!
……したのはいいんですが、時刻はお昼前の11時。行く人帰る人でごった返す駅構内。見渡す限りヒト・ヒト・ヒトの海。思わずハシュマリムの一人や二人呼んで来たくなるぐらいの混雑で、集まる前から体力を消耗するという始末。
なかなか前途多難なスタートでありましたが、幸いバスにはなんとか間に合いまして、無事最初の目的地「大阪市立科学館」に到着いたしました。
「剣と魔法の世界なのに何故科学館?」などと思うことなかれ。イヴァリースといえば魔法。魔法と言えば占星術や錬金術。占星術や錬金術と言えば中世では立派な科学なのであります。――そう、プラネタリウム。
ここ大阪市立科学館には、世界最大級で最新鋭(?)のプラネタリウムがあり、そこでみんなで「星天停止」を体感してゴルランドの盗賊一味の心境を味わおうという魂胆なのです。
中に入ってみたところ、館内は大きな吹き抜け構造となっており、上から順に見て回るようになっていました。イズルート君もここなら心おきなくジャンプしまくれることでしょう。誰か連れてくれば良かったんですが(笑)
ともあれ、入り口のすぐ右手に軽食店があったため、少し早かったのですがそこで昼食をとりました。テーブルが四人がけであったため、男性陣と女性陣に分かれて座ることに(この時初めて、男女比率が3:3という偶然に気付いたマヌケ主催者。……すみません、自分のことです)
女性陣がなにやらキャラクター談義に華を咲かせる中、男性陣が何をしていたのかというと――
(一同爆笑)
星砕き降り注げって割にはあんまり砕けてませんしね。
――とまあ、理系の方があつまったこともあって、楽しくマニアックな話をしておりました。三人寄らば文殊の知恵であります。こうしてまた、イヴァリースの新たな真実が明らかとなりました。
その後、館内を順路に沿って見学。途中ニート彗星なるちょっと可哀想な名を付けられた彗星の写真や、2003年2月14日(すなわちFFT-Aが発売した日)の太陽の写真のほか、人力発電によって電気を起こす装置(久樹がこれに挑戦して、「どう考えてもMP6で雷を落とせるのはあり得ない」という結論に達したり)など、想像以上に楽しい施設でした。
で、あんまり我を忘れて遊び狂っていたため、順路の三分の二を過ぎたところ辺りでプラネタリウムの開演時間が来てしまい、なにやら楽しそうな装置を横目に一階目指して駆け抜けなければならない羽目になってしまいました。アクティブターンを、常に確認しよう。それが勝利への近道!
を痛切に実感した今日この頃であります。
プラネタリウムに着いた時には既に人がいっぱい並んでおりまして、中でも親子連れが非常に多くいました。さすがは夏休みですね。でも、館内で見たときよりずっと割合が多い気がするんですが……。
それでも幸いなことに、横一列に全員座ることが出来、なにやらノリノリでNHK教育的な口調で解説するおにーさんによって、我々は天球の運命をその手にゆだね、我は汝、汝は我となったわけでございます。
ん? 話していた内容?
……ええと、アレです。我々はストップにかかっていたのです。時間が止まっているのにその間に起ったことを覚えられる道理は無いのであります。それが宇宙の黄金律。因果司る神の定めし掟なのです!
や、天の川の話や蛇遣座の見つけ方や流星群(要はメテオ)の話は、個人的には大変興味深うございました。ええ。
閑話休題@ドンムブ・ドンアク・ストップ中
プラネタリウムが終わると、次の行程である映画まで一時間ぐらいの余裕があったため、科学館の外にある休憩所で和やかに談笑することにしました。
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:▲錚々たるFFTグッズ+αの数々
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:▲ご満悦のモンブラン君
上の写真を見てもらっても分かります通り、まあ、でるわでるわ、FFTグッズの数々。事前に「持ってくるよ〜」という話は聞いていたものの、全員が持ち寄って、実際にズラーッと並べられると、なんというか、圧巻としか言いようがありません。マサミレッタさんが連れてこられたモンブラン君も、ご満悦の様子でした。
これだけのグッズを前にして、話が盛り上がらないわけがない。そうこうするうちに東海地区で同日開催しておりました「リトルワールドオフ」の方々からお電話もあって、なんとジャッジマスターの晴郷さんまで電撃参加されていたとのこと。
で、そんなとき我々はどうしていたのかというと……
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:▲暑さで瀕死の図
いや、ホントに暑かったんだって!!(戦闘不能者がでなくてホント良かったよ…)
まけない心と勇気のハナシ
科学館から向かったのと同じ系統のバスに乗って、再び一行は大阪駅へ舞い戻りました(映画館が近辺になかったのです)
ところが、そこでアクシデント発生。なんと、ブレイブストーリーの映画のチケット、「前売り券は買わなかったけど、まあ何とかなるでしょ♪」などと思いつつ行ってみたら、ものの見事に完売していたのです! まぢかよ。いくらCM攻勢が凄かったとはいえ、もう上映も終わりかけですぜ? アラズラムの影響力はここまで大阪市民の心を動かしていたということでしょうか。恐るべし、星天パワー。
などと呆然としたところで、当たり前ながら事態は好転しません。それどころか、遠方からいらしたクレさんの電車の時刻も刻一刻と迫っています。状況はまさに「死の宣告カウント1」と言ったところでしょうか。
しかし、時は21世紀、そしてここは情報化社会をひた走る日本の中核都市。どん詰まりを解するや否や、即座にポケットにつっこんでおいたツールに一縷の望みを託します。――そう、『携帯電話』。かの手塚 治虫氏ですら予言できなかった情報のポータブルアイテムが、真実の探求者たちに新たな光明を与えたもうことは、もはやカーバンクルの詠唱をとなえるまでもなく明らかなのであります。
我が聖戦に光を! などと心の中で叫びつつ(←危ない人)検索をかけてみると、環状線の反対側に位置する天王寺にもブレイブストーリーが上映されている映画館がある事が分かりました。IT革命様々です。
ただし、上演時間と移動時間を勘案すると非常に微妙なところでして、おまけにそこが満席ならもうどうしようもありません。ブレイブストーリーを観に行こうで始まったのに、ブレイブストーリーが観れなければお話になりません。というか洒落になってません。まさに身の盾なるは心の盾とならざるなり! 油断大敵!
の通りであります(ガクガクブルブル…
まあそれでも、ファーラムファーラムと胸の内で繰り返す主催者の祈りがアジョラ様だか骨テマ様だかに通じたのでしょうか、実際着いたときには10分ぐらい始まっていたのですが、何とか席に着くことが出来ました。
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で、肝腎のブレイブストーリー。実は事前に原作の小説を購入していた(さっきの写真に写っている小説、私のです)ものの、諸般の事情から読めずじまいのうちに今日を迎えてしまい、事前知識がほとんど無いまま観たわけですが、いっやあ、なんつーか、端々にFFTAをほうふつさせるストーリーでありました。
主人公君は気弱な少年で、しかもふってわいたような難しい家庭事情にまきこまれることになって、願いだか夢だか希望だかを抱えて異世界に飛び込み、飛び込んだ矢先に親切な友人に会うし(久樹の脳内では「バンガ族のモンブラン」と呼んでいます)、その世界にはいろんな種族が暮らしているし……等々、たぶん、FFTAが映画化されたら、ああいう感じになるんじゃないかなあと率直に思います。
ネット上での評価は厳しいものが多いようですが、久樹個人としてはなかなか楽しむことが出来ました(後で読んだのですが、原作もとても良い話です。評価を読んでいると、原作は原作、映画は映画という見方がちょっと必要かも知れませんね)
手に入れたもの
そんなこんなで映画を堪能し、お腹も空いてきたところで大阪名物「お好み焼き」を食べに行き、それぞれの終電ぎりぎりまで談笑して和やかに解散。その間、大阪に散らばる「FFTっぽいもの」をいくつか発見できましたので、最後に紹介しておきます。
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:▲喫茶「サザンクロス」。テマ様が使うのは「グランドクロス」。規模はこっちの方が上です(笑)
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:▲トライデントと言えば槍。新大阪でジョブチェンジして科学館でジャンプする猛者を募集中
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:▲ベリアス君登場。絵も妙にソレっぽい
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:▲お好み焼き屋のメニューに出現した背徳の皇帝。ウボァー!
とまあ、ハプニングやらアクシデントやら色々ございましたが、「2006年大阪ブレイブストーリーオフ」は無事大成功を収めることが出来ました。皆様、重ね重ねありがとうございました。
FFT発売十周年記念イベント出展作品
当記事は、FFT発売十周年記念イベント「君は一人じゃない!」へ出展・登録しています。(シリアルナンバー:****)
当記事の二次利用に関しては、参加のご案内に記載されている通りとします(現状、この要件は高天原における二次利用規定へほぼ適合しているので、問題は元々ありません)
この記事について
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:初版公開日
:2006-10-26
:最終更新日
:2007-08-26
:著者
:久樹 アマテル(Amateru Hisaki)
:提供
:反応
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久樹 輝幸