どんなに強い雨の中でも
自分の声は聞こえるからね
一つ前の雑記にも書いたが、久樹は弓状列島「高天原」のファイル管理を行ふ上で、自作のローカルCMSを利用してゐる。
ローカルといふことで流行りの「動的生成」とは殆ど出来ないのだが、今のところサイトを動的に生成する決定的な利点を見いだせてをらず、データの堅牢性やエラー発生時の影響等を考慮すれば、現行が一番良いのではないかと考へてゐる。
さて、その手の問題に関心の深い人であれば気付いてもらへたと思ふが、最近公開してゐるファイルのURIは「YYYY/MMDD方式」で作成されてゐる。天照白書やWeb覚書には旧来のURIのものもあるが、ローカル上では既に完全に新式に移行してゐる。これもCMS採用の利点であり、このため「ディレクトリ構造変更によるURI変更」や、「ファイル名重複によるURI変更」の問題をほぼ完全に回避することに成功した。
現在残された問題になってゐるのが、掲題の「その他の分類問題」である。要するに「どのカテゴリにも属しないその他の文書」をどう扱ふべきかと言ふ問題。
実はこの問題、卓上や物置棚の整理をする上でも問題になる。大型の物品を整理していくと、どうしても「箱を用意するにはもったいないし、どういうラベルを付ければよいのかわらかない」類の小物が最後に残ってしまふ。中途半端に残った電池、キーホルダー、ねじといったものがこれにあたりやすい。
小物なのだから無視すればよいかといへば、実はそれらも集積すると莫迦にならない量になる。そこで大抵の場合、「小物入れ」なる箱を準備して、分類の面倒なものを片っ端から突っ込むといふ事で解決を図らうとする。
しかし、いざ何ヶ月かその調子でいくと、いつの間にやら小物入れが小物だらけで混沌の極みを作り出してしまひがちである。Web文書の場合、目次が目次の機能を果たさなくなる。
これに対して、多くの人は「カテゴリの再編」といふ手法で問題を解決する。小物入れにある雑多な物から、ある程度のまとまりを見出だし新しいカテゴリを創設するのである。もちろん、実際の小物入れであればそれで問題は無いと思ふ。しかし、Webの場合「目次ページとしてのURIの信頼性」に響いてくる問題である。「あの話は確かあそこに突っ込んでいたはず」といふ前提が崩れるわけである。なほ同じ問題は、一つのファイルに情報を詰め込みすぎて分割しようとなった時にも発生する。
本質的にこの問題は「当初予定していたよりも情報量が増えすぎてしまい、分割が必要になった」ことに起因してゐる。解決法は、「○○に関する情報は××にまとめました」と特記を設けるか、情報が増大しても飽和しないように工夫するしかない。前者の場合情報が予想以上に追加されていった場合に不安が残る。後者の場合例へばURIやサイト構造の基礎となるトップページに目次を設けるといふ方法が考へられるが、トップページが煩雑なのはあまり好ましくない。かと言って下手にカテゴリを細分化すると、今度はサイト構造の複雑化や合併の問題が出てくるため、痛し痒しである。
さて、高天原横町はどうしたものかな…。
まあ、「目次ぐらゐ勝手に探せ」って言ひ切ってしまへば簡単なのだけどね。
正しくHTMLを書こうと心がけている人に5つの質問 : 雑記帳 : der Gegenwartより。雑念雑記で質問ネタに答へるのは久しぶりのこと。他の人の回答はこの後讀むつもり。
自作のローカルCMSを試しに使用してゐる。設計言語は「なでしこ」
どうしても現在公開されてゐるCMSの設計思想に馴染めなかったのと、自分のWebサイトぐらゐ手作りが良いじゃないのといふ夢想の産物。
公開用に関しては「XHTML1.0 Strict」――XMLとして公開するのは、文書の信頼性向上のためと、再利用性を評価したもの。今のところ、これ以上積極的にXMLを採用する気も理由もない。
一方、内部データとしては久樹が定義した独自のDTDに従ってゐる。XHTML2.0の仕様や、その後のW3Cが描く眺望を見て、仮にそれが招来の標準になるとすれば、そんなものに合はせて文書の構造をあれこれする気力はまづ起こらないだらうといふ判断。
「面倒くさい」のと「責任放棄」のため。
ValidなHTMLを書いてゐる以上、不具合を起こすのは処理ソフトウェアの責任であり、その様なものを使用してゐる人の責任も、ある程度はある(セキュリティホールになりうるツールは、常にヴァージョンを最新に保つことはこの情報化社会における必須スキルだと思ふ)
正直なところ、マーク付け言語に関してはもうそれほど関心を持ってゐない。今回の質問のやうに「○○ってどうよ」と聞かれれば自分なりの意見は出せるけど、それ以上にマーク付け言語としてあるべき姿といふのは、自分としてはローカル上である程度満足してしまった。「WHATWG」といふ団体自体初耳と言ふ有様だし。
敢へて言はせてもらへば、W3CだらうがWHATWGだらうが何でも良いから、とにかく実物を出してくれ。満を持するのは悪いことではないけど、好い加減待ち厭いた。
なんですか
と聞かれても、「ネットワーク上で文書を交換するための汎用的なファイル形式の一つ」としか答へやうがない。
「正しくHTMLを(中略)5つの質問」への回答まとめ : 雑記帳 : der Gegenwart
讀む前からまとまってゐたのでこれを讀む。
流石にローカルでCMSを構築しようなんて莫迦はゐないわな。
「XHTML 1.0 Strict」ないし「XHTML 1.0 Transitional」が圧倒的。しかし、StrictならともかくTransitionalを採用する理由がまるで思ひつかない。それはXHTMLでなければならないのか?
「仕様で決まってるから」とか「正しく書かない理由がないから」的な答えが多かったです。あとは「楽だから」とか「仕事だから」、「汎用性のため」とか。
まあ、まさにその通りだし。
WHATWGの知名度の低さに全米が泣いた。かくいう私も名前しか知らないけど。
だから何なのよそのWHATWGって。なんか例のHTML5.xの策定に関はってゐるらしいけど、日本語の情報が全く見つからないし。
「文書フォーマットの1つ」的な回答が多かったです。あとは「Webへの情報発信ツール」とか、「趣味」とか。
まあ、ね。
「回答ページ」のlintでの点数を集計。あくまでも回答ページが対象なので、「CMSを利用しているから私が書いたHTMLじゃない」って人もいらっしゃるでしょうけど、問答無用。
とのこと。
うちは少なくともW3CのValidatorに合格してゐるので、公式にXHTML1.0 Strict適合と宣言しても良いでせう。Another HTML-lint gatewayでは空のdd要素があると怒られますが、これは最新の雑記特有の問題であり、過去ログへ移るとともに解決します。
それにしても、正しくHTMLを書こうと心がけている人
ですら54人中19人が50点以下といふ有様は、lintが全てではないとは言へ嘆かはしい。
ふと思ひ出した。うちの雑記、SSIを切らないとさとみかんが更新拾ってくれないんだ。
取り敢ず、そこそこ長文を放り込んだときだけ.htaccessを操作して誤魔化してきたのだけど、流石に面倒くさい。抜本的にならんのか、と。
まあ、それはそのうちに、といふことで、今日も何もしないわけなのだけど。それよりスパムメール対策の方が重要である上に頭が痛い…。
そういう物言いは、相手に「馬鹿にされた」という気持を起こさせるだけなので薦められない。というか、若いのに理屈っぽいのがまったく居ない訳ではないだろう。自分たちの理屈がまずいかもしれないという発想はないのか。
左翼にしろ右翼にしろ、どうもその筋の急進的な連中は人を見下す――といふ訳では必ずしもないのだらうが、ほぼ全ての人間が自分はみんなより賢いと思ひ込んでゐる節がある。少なくとも相手が同じ土俵に立ってくれないと、お話のしようがない。いきなり若者は理屈から入っても難しい
なんて言はれてもねえ…。
といふので、なぜ石原を支持しちゃうオバサンがいるのか(もしくは左派に関する考察)辺りを思ひ出した。いやまあなんと言ふか、目的と手段が上手く噛み合ってゐないんだらうな、と。莫迦にしてゐる人間に対して自己の正を説くのであれば、少なくとも莫迦に仕返すのは間違ひだらう、と。
ちなみに、件の都知事選については、主張云々よりも対抗馬が悪すぎたと言ふのが久樹の感想。浅野氏は立場があやふやで煮え切らないし、黒川氏は最後まで言ってゐることが意味不明だったし、吉田 万三氏はそもそもゐたのかどうかすら分からないぐらゐだった。この顔ぶれを見れば石原氏でなくても現職当選は妥当なところだらう。ただ、それで良いのかと言ふ気もしないではないのだが。
極端な話、政治を私物化しようが着服しようが、それ以上に人民が幸福になるのであれば久樹にとっては何ら問題なく、むしろ万々歳なのであって、さういふリスク・リターンを考慮すれば、今回は石原氏にしか入れようがなかったのではないか、と私は思ふ。
全く関係ないけど、RANケーブル
といふのは恐らく「LANケーブル」の間違ひかと思ふのですが、RANケーブルでぐぐったら2万9900件もヒットして、ひょっとしたら久樹が無智なだけかも知れない。
結構間が空いてしまったなあ。
それはともかくとして、白舟書体といふ会社のサイトがある。伝統的書体から遊び心溢れるデザイン筆文字のフォントまで
といふ謳ひ文句の通り、なかなか面白い書体を販賣してゐる会社のやうだ。
このサイトには「風雅印画像作成サービス」といふものがある。いや、あった。風雅印の画像を、白舟古印体を使って自動的に作成しその画像を無料でご提供致します。
といふもので、出来た画像はなかなかそれっぽい感じに仕上がってをり、個人的には好感をもったサーヴィスだった。
ところが、先日久しぶりにサイトを見てみたら「What’s New」にて2007.2.7 風雅印サービス終了しました。
といふ記述。うーん、残念。
と思ったら、何かGoogleで検索してみたらページやスクリプト自体はまだ存在するっぽい。折を見て再公開する予定があるのだらうか? 何はともあれ、興味がある人は削除されないとも限らないので、今のうちに試してみては如何でせうか。
怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ
といふわけで終了。