久幸繙文

迷宮サイト

定義

  • 現在のリソースが何処にあるのか解らなくなる
  • あるコンテンツを読むと、元の目次ページにブラウザバックを使わなければ戻れなくなる
  • 何処にどのようなリソースがあるのか目次を見ても解らない
  • あちこちが工事中やリンク切れ
  • 上記のいずれかに該当するサイト

予想される問題

現在のリソースが何処にあるのか解らなくなる

  • 文章同士の関連性が不明瞭になる
  • Googleなどで直接リソースにたどり着いた時に、他の関連記事が読めない
  • 何処のサイトのリソースか判らないので信憑性が薄れる

あるコンテンツを読むと、元の目次ページにブラウザバックを使わなければ戻れなくなる

  • Googleなどで直接リソースにたどり着いた時に、他の関連記事が読めない。
  • マウスジェスチャーを利用しない人はブラウザバックが億劫に感じる。

何処にどのようなリソースがあるのか目次を見ても解らない

  • 目的のリソースが見つからなくなる。
  • 逆に不必要なリソースが煩い。

あちこちが工事中やリンク切れ

  • 目的のリソースが見つからなくなる。
  • 鬱陶しい。

閲覧者側の対策

  1. 一旦トップページにまで戻る。
  2. 戻れない場合、URLをディレクトリ単位で削っていく。
  3. 制作者にメールを送る。
  4. リソースを片っ端からダウンロードして書き直し、制作者に送りつける。

制作者側の対策

  1. ナヴィゲーションリンクを用意する。(前に戻る/目次に戻る/次に進む 等)
  2. パンくずリンクリストを用意する。(トップページ>目次ページ>コンテンツ 等)
  3. link要素で関係文章とリンクする。<link rel="start" href="index.htm"> 等)
  4. 定期的にリンクチェッカーなどでリンク切れが無いか確認する。
  5. 戯言として無視する。

迷宮化を引き起こす落とし穴

リンクの語句が英語

「Back」とか「Contents」とか「Index」とか「Information」とか。閲覧者が必ずしも英語が堪能であるとは限りません。とりわけ母語中心社会である日本において、リンクアンカーを英語のみで表記するのは如何なものかと思います。確かに英語の方が雰囲気出るんですが、メニューページは、そのサイトの言わば『公道』です。駅の時刻表や運賃が英語『だけ』で書かれているのと同じようなものです。

雰囲気を大事にするならば、title属性などで補助情報を付加し、まず使いやすい状態を維持してから考えてください。雰囲気よりも実用性の方が重要視される場合も多々あるでしょう。

混乱を招くナヴィゲーションリンク

ナヴィゲーションリンクは、サイト構成を維持する最低限のものだと思います。しかし、そのやり方が拙いと、意味が無いどころかかえって快適性を損ないかねません。例えば、次のようなリンクがあったとします。-

  • 「戻る」
  • 「back」

さて、上のようなテキストリンクが文末にあったとしたら、閲覧者はまずどのようなことを想定するでしょうか。

  • サイトのトップページに戻る?
  • コンテンツの目次に戻る?
  • 連続性のあるコンテンツの前のページに戻る?(xxx2.htmからxxx1.htmへ 等)
  • 単に前に読んでいたページに戻る?
  • そのページの文頭に戻る?

と、色々な事態が考えられるわけです。音声読み上げブラザではさらに混乱を引き起こすことでしょう。以下のような改善案が挙げられます。

「戻る」だけでなく『何処に戻るのか』を付け加える。
  • 「目次に戻る」
  • 「トップページに戻る」
title属性で情報を付加する。

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戻る

戻る

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パンくずリンクリストの勧め

パンくずリンクリストとは、このページの最上部にもある、トップページから現在のコンテンツまでの道のりを記したリンクのリストです。この方式であれば、上記のような錯誤が発生することはありません(ちなみに語句の由来は、童話「ヘンゼルとグレーテル」にて主人公らがパンくずを落として道に迷わないようにした話にちなんでいるそうです)

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弓状列島「高天原」より良いWorld Wide Webを目指す為の覚書>迷宮サイト

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といった具合に、目次がある毎にそのページへリンクし、最後に現在のページのタイトルだけを書き入れるようにします。「>」の代わりに「→」を使うのもよいでしょう。ちなみに高天原ではCSSを用いて自動生成するようにしているので、CSSLV2を解釈しないブラウザでは「>」が表示されません。あしからず。

久樹 輝幸